大気圧下での物質の三態【問題解説 レベルA2】

センター過去問 化学基礎

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解説いくよー!

 

物質の三態

気体、液体の分子間の距離

①について。

下図のように、固体、液体、気体の順に、体積は大きくなりますし、分子間の平均距離は長くなります。だから①は正しい。

固体液体気体

②について。

上図のように、液体中、気体中の分子は相互の位置を変えています。なので②も正しい。

ちなみに、固体中の分子は振動しているのみで、相互の位置は変えていません。

 

液体と気体の平衡

物質の三態

③は誤りですね。大気圧が変わると沸点は変わります。

イメージは下図。大気圧が高い場合、液体を蒸発させない力が働きますし、気体を凝縮させる力が働きます。つまり、大気圧が高い場合、沸点は上がります。

反対に、大気圧が低い場合、沸点は下がります。もともと動き回りたい分子が、押さえつけられていた力がなくなって、気体として元気に飛び出す、って感じです。

液体・気体の平衡

上図に関連して、⑤は正しいですね。液体の表面では、つねに蒸発と凝縮が繰り返し起こっています。見た目で変化がないように見えたとしても、それは蒸発と凝縮のスピードが同じってことなのです。

 

加熱すると、液体を経ないで、固体から直接気体になる=昇華

④は昇華ですね。ドライアイス(固体の二酸化炭素)や、ヨウ素、ナフタレンなどは昇華します。

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