モルって何?化学の基礎をゆっくりていねいに

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どうも、ともよしです。

今日は、化学の基礎である“モル”についてお話していきます。

<こんな人におすすめ>
「モルって何?」「モル計算が難しい」「モルの公式がうまく覚えられない」という方に向けて、ゆっくりていねいに説明していきますね。

 



高校化学では「モル」が一番つまずきやすい

複雑で難しいと感じるモルですが、意外と、覚えること・理解することは少ないです。

先日、ある生徒で「モルの用語は聞いたことあるけど、紛らわしくてよく分からない」と混乱している生徒に1時間弱教えた際も、

「なんだこんなに簡単だったんだ」と言ってくれました。

この記事を読んでゆっくり整理していけば、モルが理解でき、心が晴れること間違いなしです(^^)

 

モルって何?-「ダース」と同じで便利な単位

ではまず、モルって何?って話から始めましょう。

モルとは、簡単に言えば、“個数の単位”です。

“個数の単位”と言ってもピンと来ないと思うので、“個数の単位”の身近な例をあげておくとダースがあります。

“1ダース=12個”は誰でも知っていると思いますが、これと同じで、

“1モル=約600000000000000000000000個”なのです。

“1モル=約600000000000000000000000個”と言われても、「なんでそんなモノ作ったの?」となりますよね笑

でもちょっとモルの話は置いておきます。ダースの話です。

 

「ダース」は便利な単位

次に、”モルが便利であること”を実感するために、“ダースが便利であること”を実感しておきましょう。

机においてある180本の鉛筆を数えるのは大変そうです。

しかし、12本(=1ダース)ずつ箱に入った状態なら、全部で15箱になるので、数えるのは簡単です。

この例のように、“多くの数をまとめる単位”(=ここではダース)があると、ものを上手く数えたり、上手く扱えるようになったりします。

 

「モル」も便利!

同様に、モルはダースに似た単位で、“多くの数をまとめる”働きがあります。

まずはモルがダースと同様、“多くの数をまとめる単位”であることが理解できたでしょうか?

分かりそうですか?(^^)

 

まずはモル→個数に慣れよう

次は、Q.「“1ダースが12個なら、2ダースは何個?」→A.「24本です」みたいな話をします。

モルに慣れていきましょう。

 

「アボガドロ定数」に「モル数」をかけたら「個数」になる

(“1モル=約600000000000000000000000個”と、ゼロを23個書くのは面倒くさいので、これ以降6.0×10^23(6.0×10の23乗)(これをアボガドロ定数と言う)と書きます。)

問題:次の空欄を埋めよ。
1mol=6.0×10^23個 (←アボガドロ定数)
2mol=[ ? ]個

1mol = 6.0×10^23なので、
2mol = 2×6.0×10^23 = 12×10^23  (=1.2×10^24) ですね。

 

どんどんいきましょう(分からなければすぐ解答をみてください)。

問題:次の空欄を埋めよ。
1mol=6.0×10^23
2mol=12×10^23 (=1.2×10^24)
3mol=[ ? ]
4mol=[ ? ]
5mol=[ ? ]
0.5mol=[ ? ]
0.25mol=[ ? ]
0.125mol=[ ? ]

かけ算(6をかける)するだけですね。

解答:次の空欄を埋めよ。
1mol=6.0×10^23
2mol=12×10^23 (=1.2×10^24)
3mol=18×10^23 (=1.8×10^24)
4mol=24×10^23 (=2.4×10^24)
5mol=30×10^23 (=3.0×10^24)
0.5mol=3.0×10^23
0.25mol=1.5×10^23
0.125mol=0.75×10^23 (=7.5×10^22)

 

ちなみにここで、12×10^23 を 1.2×10^24 としたのは、●.▲の形(一の位と少数第一位)で統一することが好まれているためです。

例)2mol=12×10^23 =1.2×10×10^23 (=1.2×10^24)

 

「個数」を「アボガドロ定数」で「割ったら」「モル数」になる

では、mol→個数の逆、個数→molもやっていきましょう。

問題:次の空欄を埋めよ。
6.0×10^23個=[ ? ]mol
1.2×10^24個=[ ? ]mol

mol→個数のときは、6.0×10^23をかけていたので、個数→molのときは、6.0×10^23で割ればいいですね。

解答:次の空欄を埋めよ。
①6.0×10^23個 = (6.0×10^23)÷(6.0×10^23) = 1mol
②1.2×10^24個 = (1.2×10^24)÷(6.0×10^23) = (12×10^23)÷(6.0×10^23) = 2mol

 

どんどんいきましょう。

問題:次の空欄を埋めよ。

1.8×10^24)
4mol=24×10^23 (=2.4×10^24)
5mol=30×10^23 (=3.0×10^24)
0.5mol=3.0×10^23
0.25mol=1.5×10^23
0.125mol=0.75×10^23 (=7.5×10^22)

 

(執筆中…すみません!!!)

 

モルと原子量(モル質量)

1molあたりの質量

 

モルと気体の体積

アボガドロの法則

 

 

確認問題:「モル」↔「個数・原子量・体積」

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